2025
スマホのリフレッシュレートについて
近年発売されているスマホは90Hzや120Hzなど高いリフレッシュレートのスマホが増えています。ではこのリフレッシュレートとは何のことでしょうか?今回はスマホのリフレッシュレートについて解説していきます。
【リフレッシュレートとは?】
スマホやパソコンなどの液晶モニタのスペックにある「リフレッシュレート」とは駆動速度のことです。単位は「Hz」で表わされ、1秒間に画面に表示できる回数を指します。テレビやスマホなど現在あるほとんどの液晶モニタは60Hz対応になっているので、「1秒間に60回画面が更新される」という意味になります。
【リフレッシュレートとタッチサンプリングレートの違いとは?】
パソコンやスマホのスペックにはリフレッシュレートと混同されるものとして「タッチサンプリングレート」があります。タッチサンプリングレートとは画面の表示回数をあらわしており、画面のタッチに対する感度を示します。タッチサンプリングレートが120Hzの場合は、1秒間でタッチに反応する回数は120回です。この値が高ければ高いほど、タッチまでの反応におけるラグが短くなるため、連打などが多いゲーム操作はストレスなく楽しめるでしょう。
【リフレッシュレートが低いと眼精疲労しやすいって本当?】
リフレッシュレートが低いと1秒間の表示回数が少ないため画面のカクつきやちらつきを感じやすくなります。逆にリフレッシュレートが高ければ高速表示されるので、ちらつきは感じにくいでしょう。年齢や個人差はあるものの、70Hz以上であればちらつきは気にならなくなります。
このちらつきは「フリッカー」とも呼ばれており、フリッカー現象は蛍光灯やLEDなどの光源が目に見えない速さで点滅している現象をいいます。古くなった蛍光灯がちかちかしているのは、フリッカー現象の一種です。このフリッカー現象は眼精疲労や頭痛につながると言われており、一般的には75Hz以上あればフリッカーフリーになり、ちらつきの発生はしづらい状態になります。
近年発売されているスマホは高リフレッシュレートのものが多く、60Hzが一般的になっています。特にiPhoneシリーズではiPhone13Proが120Hzに対応しています。それ以外のシリーズは60Hzとなっています。
【リフレッシュレートのメリット】
リフレッシュレートのメリットをまとめてみましょう。
<ゲームや動画視聴が快適に楽しめる>
リフレッシュレートが高ければゲームや動画視聴が気持ちよく楽しめるでしょう。映像が綺麗に見えるほどの滑らかさで前の映像が残像として残ることもありません。ゲームの操作性が向上し、快適に動画が視聴できます。
<眼精疲労を軽減できる>
高リフレッシュレート画面であれば、なめらかな動きによって目の負担を軽減でき、眼精疲労を解消できます。パソコンモニターでは設定によってリフレッシュレートを変更できる機種もあるため、眼精疲労や頭痛にお悩みの方はリフレッシュレートの設定を変更してみましょう。
【リフレッシュレートのデメリット】
リフレッシュレートのデメリットをまとめてみましょう。
<バッテリー消費が早い>
高いリフレッシュレートの場合、描写回数が多くなるためその分必要になる電力量が増えてしまいます。リフレッシュレートの高い製品を購入する場合には、バッテリー性能もチェックしておきたいです。
<高価格モデルが多い>
リフレッシュレートが120Hz以上を搭載しているスマホはiPhoneProシリーズのように、ハイエンドモデルの機種が多いです。そのため価格は高額になります。