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24. 07
2021

5Gを実現するネットワーク技術について

Written by: admin - Posted in: 未分類 -

“5Gを効率的に実現するために4Gで利用しているネットワーク技術や基地局などの資産を活かしながら、段階的に5Gへの移行が進めています。
5G導入期から普及機に移行すると、スマートシティ、自動車の自動運転、ロボットの遠隔操作など、5Gネットワークを活かしたこれまでにない様々なサービスが登場してくるでしょう。
ネットワーク回線の基盤であるコアネットワークに、用途に応じて仮想的にネットワークを分割する技術のネットワークスライシングや低遅延を実現するMECなどの技術が導入され、5Gの機能・性能を最大限に引き出すネットワーク構成へと進んでいきます。
ここでは5Gを実現する技術を紹介していきましょう。
1つ目は「MIMO」です。
MIMOとはMulti-Input-Multi-Outputの略であり、送信側と受信側で複数のアンテナを用意して、複数に分割された異なるデータを同時に送信、または同時に受信をして通信速度を上げる技術のこと。
MIMOの発展型であるMassive MIMOは多数のアンテナを利用して電波の放射技術を実現。
これまでは、複数の人でシェアしていた電波を、このMassive MIMOでは1人1人に割り当てることができるようになるのです。
1人1人に電波を割り当てることができれば、通信速度が遅くなりがちであった繁華街、駅など人が多く集まる密集地でも快適にモバイル通信が提供できるようになります。
2つ目はネットワークスライシングです。
ネットワークスライシングとは1つのネットワークを仮想的に分割=スライスする技術のこと。
スライスされた(分割された)ネットワークはモバイルでの高速大容量のダウンロードや、自動車運転に必要な低遅延、複数のデバイス端末での多接続など様々な要件に合わせて構築されることで最適化ネットワークを実現できます。
3つ目はMECです。
MECとはユーザーの使うデバイスにより、近い場所にサーバーの代わりとなるコンピューターを置くことで通信の効率化を図る技術のこと。
このMECでは、ユーザーに近い場所でデータ処理が行われるため、低遅延を実現することができるでしょう。
このように5Gを実現する技術はたくさんあります。
次世代通信技術5Gにより、人と人はもちろん、あらゆるものとものがつながるIoTを実現することができるのです。
世界中で先端技術を用いたサービスソリューションの実現に向けて、技術開発が進んでいるのでこれからがますます楽しみですね。
未来の自動運転社会におけるトラックの隊列走行や自動運転車両の制御などに関するさまざまなV2Xの実証実験やMEC(Multi-access Edge Computing)と5Gを組み合わせた低遅延で高速大容量なサービスの実現に向けた研究開発なども行われています。
遠隔地にいながらロボットなどの操作をスムーズに行うことができれば、これまで実現することが難しかった遠隔医療を行うことが可能です。
また家電や車などの身の回りのあらゆる機器がインターネットに接続して使えるようになり、生活がより便利になるでしょう。5Gの実現は社会発展の基盤としても大きく期待されているのです。”オリンピック東京、がんばれ日本!詳しくはこちら

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